2022.12.23
Release
CO2吸収装置の実演とCO2由来セラミックスの展示会を開催!
住友電気工業株式会社様(以下 住友電工)、株式会社三菱UFJ銀行様(以下 三菱UFJ銀行)、三菱UFJ信託銀行株式会社様(以下 三菱UFJ信託銀行)、一般社団法人関西イノベーションセンター(以下 当社団)は、カーボンニュートラルを目指すすべてのお客さまに対して、住友電工が開発を進める新しいCCUS[1]技術を活用したソリューションの提供に向けた協業(以下 本協業)の基本合意を締結いたしました。
本協業の一環として、当社団は、新しいCCUS技術を活用したCO2吸収装置の実演とCO2を原料に含むセラミックス[2](以下、CO2由来セラミックス)の展示商談会によるニーズ検証等の実証実験を行います。
項目 | 内容 |
取組の概要 |
・CO2吸収装置の実演 ・CO2由来セラミックスの展示および商談 |
実施時期 | ・2022年12月26日~2023年1月27日 |
対象 | ・カーボンニュートラルへの参画のきっかけを探る事業者 |
検証内容 |
・CO2吸収ソリューションのニーズ ・CO2由来セラミックスの商品価値 ・パートナー企業を含むユーザーのニーズ |
今回の取り組みによって、今後カーボンニュートラルへの参画のきっかけを探る事業者様を対象に、共同開発やカーボンクレジットの適用可能性、CO2吸収ソリューションを提供し、カーボンニュートラル社会の実現に向けて貢献してまいります。
[1]CCUS(Carbon capture and utilization and storage)・・・二酸化炭素の回収・有効利用・貯蔵の略語。火力発電所や工場などからの排気ガスに含まれる、CO2を分離・回収し、資源として作物生産や化学製品製造に有効利用する、または地下の安定した地層の中に貯留する技術。
環境省が公表しているCCUSを活用したカーボンニュートラル社会の実現に向けた取り組み:https://www.env.go.jp/content/900440703.pdf
[2]CO2由来セラミックス・・・CO2由来セラミックスは、1 kgあたり約0.4 kgのCO2で構成されています。約0.4 kgは、約50万リットルの空気中(400 ppm CO2)に含まれるCO2量に相当します。
CO2由来セラミックスに含まれるCO2は温室効果ガスとして作用しません。そのため同セラミックスを用いた素材・製品が保有されている期間、植林やCO2の地下貯留と同等の温室効果ガスの吸収作用が得られます。
密閉空間でセラミックスを分解することでCO2を取り出すことができます。
セラミックスの種類や製法は、その原料や用途に応じて数種類をラインナップ予定です。
本技術は学校法人五島育英会 東京都市大学の江場 宏美教授のご指導の下開発しております。江場教授は国立研究開発法人物質・材料研究機構でCO2を吸収する素材を探索中、入手しやすい金属がCO2を吸収することを発見されました。
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